9月4日の日経新聞朝刊5頁に、「社員の発明、特許は企業に 産業界、報酬ルールに理解」という見出して、特許の職務発明に関する記事が出ていました。少々記事を引用させていただくと、

特許庁は企業の従業員が発明した特許について、条件付きで企業に帰属させる方向で検討に入った。いまは発明した従業員が特許を持つが、企業の設備や同僚の協力なしに発明するのは難しいためだ。ただ従業員に報酬を支払う新ルールを整備し、企業が発明者に報いることを条件とする。


新ルールは、発明者に報いる仕組みを各企業が整えるよう法律で義務付ける方向だ。早ければ秋の臨時国会に特許法の改正案を提出する方針だ。


とのこと。
この特許の職務発明について、当初から企業に帰属させることに変更するというと、「従業員を搾取するな!」などというトンチンカンな批判が出るのですが、今の制度が企業のみならず、従業員側のためにもなっていないことは、以前このブログで書きました。私としては、良い方向の改正だと思います