昨日、現在の東京地裁の少額管財制度や民事再生事件の実務を築いた園尾隆司元裁判官が西村あさひ法律事務所に入所することが発表されました。(詳しくは同法律事務所のHPをご参照ください。)

これは、先日の内田貴元東京大学教授の森濱田・松本法律事務所入所と並んで今年のビック・ニュースですね。

私は、園尾元裁判官が裁判長として担当された再生事件に関与したことがあり、また園尾元裁判官の講演も聞いたことがありますが、園尾元裁判官のユーモアが混じった巧妙な話術は、(裁判官よりも)弁護士になってこそ、その効果を発揮するのではないかと思っておりました。
東京地裁民事20部(破産・再生部)の部長から異動になった後、破産・再生事件をあまり担当する機会がないようだったので、「スゲ~もったいないな」と思っていました。(私が言うのも何なんですが)今回の転身はとてもよい選択だと思います。

(来年はわかりませんが)倒産事件が減少傾向にあるなか、我々の業界は少々元気がないように(私には)見えますので、(これまた私が言うのも何なのですが)是非、倒産事件を活性化していただければと思います。