前回に引き続き、ビットコインの話題です。前回の記事を書いた後も、ビットコイン関連のニュースで幾つか気になるものがありました。

一つは、5月に入ってすぐ、ビットコインの発明者(=SatoshiNakamoto)だとして、オーストラリア男性が名乗りでたそうです。これまでも、ビットコインの作者は誰なのか、探り当てようとする動きはありましたが、今回はどうなのでしょうか。ちなみに、同男性は、「ナカモト」の名前は、日本人哲学者が由来であると言っているそうですが、「サトシ」の由来を明らかにしていないとのことです。微妙に気になります。

また、Vol.1でもご紹介した、いわゆるビットコイン関連法案ですが、525日、国会で可決されました。公布された後、1年以内に施行される予定です。

そして、なにより、飛田の方からも、既に本ブログにて告知させていただきましたが、弊所は、524日付けで、ブロックチェーン推進協会(BCCC)に加入致しました。
http://bccc.global/ja/articles/244.html

※この記事から読んだ方は、何のことだかさっぱり分からないかと思うので、簡単に説明しますと、「ブロックチェーン」とは、ビットコイン発祥の技術で、現在では他の分野にも広く応用が検討されているものです。また、「ブロックチェーン推進協会」とは、「日本国内におけるブロックチェーン技術の普及啓発、研究開発推進、関連投資の促進および海外のブロックチェーン団体との連携などを目的」とする団体で、Vol.2でもご紹介させていただきました。

と、いうことで、せっかくブロックチェーン推進協会に加入したこともあり、今回はブロックチェーンについて、前回とは違った角度から掘り下げてみようかと思います。

ブロックチェーンに関する技術の詳細は、前回メルマガに書かせていただきましたが、どうも、抽象的な話が多くなってしまいます。「ブロックブロック言われるけれど、つまるとこ、どういうものなの??」と言われてしまいそうです。そこで、今回はビットコインの実際のブロックチェーンを見てみることにします。

ブロックのデータは、以下のウェブサイトなどで、リアルタイムに見ることができます(このサイト自体は、ビットコインの情報を管理している訳ではなく、「P2Pネットワーク上にあるビットコインの取引履歴を見るウェブサイト」という位置付けです。)。
https://blockexplorer.com/

上記サイトでは、「LatestBlocks」の箇所に、直近にできたブロックが時系列順に縦に並んでいます。

また、「LatestTransactions」には、直近の取引(ブロックに取り込まれる前のもの=承認前のもの)が、送金元単位で、めまぐるしく表示されています。

試しに、「LatestBlocks」のうちの、ブロックの一つをクリックして、スクロールしてみると、複数のビットコインの取引がまとめられていることが分かります。

数字と英語の長ったらしい羅列が送金元や送金先のビットコインアドレスで、銀行口座の口座番号のようなものです。各取引には、

    「送金元アドレス → 送金先アドレス」
という形式で、取引がいくつもまとめられています。

さらに、この、送金元や送金先のアドレスは、クリックすると、
  ①これまで送金を受けた額

  ②これまで送金をした額
  ③差引の残高
が見られるようになっています。

つまり、その送金元や送金先の人が、いくらビットコインを有しているか、見ることができるのです。ただ、個人を特定する情報は記載されていないので、誰のものかは分かりません。

ここで、またブロックのページに戻ります。「Previous Block」という欄がありますが、これは、1つ前のブロック情報へのリンクになります。ブロックチェーンの、「チェーン」ですね。クリックしてみると、1つ前のブロックが表示され、同様に、取引がいくつもまとめられています。さらに、「Previous Block」のリンクをクリックすれば、さらに前の、さらにその「Previous Block」のリンクをクリックすれば・・・と、どんどん遡ることができます。

ちなみに、上記のサイトでは、日付を指定して、その日に作られたブロックを見ることもできますので、過去のブロックを見るために、徹夜でリンクをクリックする必要はありません。特定の日を指定すれば、そのブロックをすぐ見ることが可能です。

ちなみに2008年などを指定しても、何のブロックもヒットしません。それもそのはず、ビットコインの取引が始まったのは、2009年1月3日だからです。

このように、抽象的に説明されるブロックチェーンも、実際に見てみると、かなり、具体的なイメージが湧くのではないでしょうか。興味がある方は、ぜひご覧になってみてください。