2023年2月16日 日経新聞朝刊43頁

「入管映像、法廷で上映へ」「女性収容死 名古屋地裁が方針」という見出しの記事から

名古屋出入国在留管理局の施設で2021年3月、収容中に死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)の遺族が国に損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁(○○裁判長)は15日、国側が提出した収容中の監視カメラ映像約5時間分を公開の法廷で上映する方針を示した。


(飛田コメント)
 民事手続上、カメラ映像を公開の法廷で上映しないと証拠として提出した扱いとならないのか、それとも、DVD等が提出されれば証拠としては提出されたことになるが、公開法廷で上映し、それに関する原被告間の議論を公開の法廷で聞きたいということなのか、おそらく後者だとは思うのですが、レアケースになるので、この審理方法は注目ですね。遺族側は既にこの映像を見ていると思うので、映像の中に世論を喚起する何かが映っているということなのだろうか?