2023年2月11日 日経新聞朝刊12頁

「ディズニー」「物言う株主との戦いに決着」「委任状争奪戦終了」「改革実行がカギ」との見出しの記事から

「委任状争奪戦は終わりだ。」9日、アクティビストでトライアン・パートナーズを率いるネルソン・ペレツ氏は電話出演した米CNBの番組で言い切った。「ディズニーは我々が求めていたことを全て実施する計画だ。」と喜々として語り、「すべての株主にとっての勝利」と宣言した。


(飛田コメント)
 私だけかもしれませんが、「物言う株主」とか「アクティビスト」という言葉には、なんとなくネガティブなイメージがあるのですが、このようなニュースを読むと、株主総会制度が(少々語弊があるかもしれませんが)きれいな形で経営に影響を与えている例もあるんだとわかり、ちょっと驚きますね。日本でも、近時は委任状争奪戦が増加している印象ですが、委任状争奪戦に慣れてくると、こういう例はますます多くなるでしょう。