2022年12月18日 日経新聞朝刊27頁

「勾留中死亡『映像開示を』「遺族、愛知県警幹部と面会」との見出しの記事から

県警関係者によると、署員らは①男性を蹴る②身体を拘束する『戒具』を連続100時間以上使用③持病の薬を与えなかった④食事をしない男性に医療措置を講じなかった⑤男性が便器に後頭部を突っ込んだ状態で水を流した-などの問題行為を繰り返した疑いがあり、県警は16日、岡崎署を特別公務員暴行陵虐容疑で家宅捜索した。


(飛田コメント)

 私は、年に2~3回当番弁護の順番が回ってくるので、刑事弁護をしていますが、弁護士になって25年が経過しましたが(記事のような)警察署の拘置所の中で、署員から暴行を受けたなどという案件にはあたったことがありません。昭和の時代ならまだしも、今でもこういうことがあるのか?とちょっと驚きました。(まだ真相はよくわかっていない段階だとは思いますが)、弁護士としては、(被疑者段階の)国選弁護人はついていなかったのか?ついていたのだとすると国選弁護人は被疑者から何か言われていなかったのか?というような点が気になりました。早く真相が明らかになってほしいと思います。