「インキ大手子会社で循環取引か」「詐欺容疑 元従業員ら逮捕」との見出しの記事から
2人の逮捕容疑者は共謀の上、21年8月~9月、太陽光発電関連機器などに関する架空の商取引を装い、阪田産業から知人の会社の口座に商品代金の名目で計約2億4500万円を送金させ、だまし取った疑い。
架空の取引は10~21年で約10社が関わり、計約1500回、総額100億円以上に上るとみられる。
(飛田コメント)
会社の経理や購買などの担当者が、架空取引の詐欺を行うことは比較的よくあることなのですが、本件のように10年以上行われ、総額100億円以上の被害というのは少ないのではないでしょうか。よくこれまで発覚しなかったものだと驚きました。たぶんこの担当者に任せきりになっており、二重チェックが働いていなかったのではないかと思いますが、原因の究明と対策の構築が急務ですね。