2023年2月10日 日経新聞朝刊1頁

「東芝買収 2兆円規模提案」「大株主の取得株、7割高く」「国内連合」「社外取の判断焦点」

焦点は価格だ。JIPは買収後の運転資金などを考慮し、買収には2兆円規模を充てる想定のようだ。足元の時価総額(9日終値で1兆9946億円)をわずかに上回る程度とみられる。9日はTOB(株主公開買付け)の上乗せ幅(プレミアム)が見込めないとの見方から、株価は一時期前日比4%安となった。


(飛田コメント)
 価格がもう少し高ければ、比較的すんなり買収提案が受け入れられるのではないかと思いますが、株価が高値圏で推移していることと、業績悪化により、JIPとしても、そんなに高額の提案はできず、ここにきて、「さてどうしましょうか?」というところだと思います。
 ちょっと時間を置いて、他のグループからもっと高値での提案が出るのを待つかどうかだと思いますが、そんなに時間を置くこともできないでしょうから、どうなりますかね。注目したいと思います。