「『大将』社長射殺容疑で逮捕」「工藤会系組幹部の受刑者 証拠乏しく立証に壁も 京都府警」との見出しの記事から
「捜査関係者によると、たばこの吸い殻は事件の現場となった本社付近で見つかった。DNA型鑑定などの結果、15年に付着物が田中容疑者のものと一致したことが判明。府警は重要証拠と位置づけた。」
「甲南大学の園田寿名誉教授(刑法)は「(現場付近の吸い殻は)男が現場にいたことを示せても、射殺の直接的な証拠にはならない」と指摘。「容疑者が犯人だと確信できるまで複数の間接証拠を積み上げる必要があり、立証のハードルは高い。」とみる。」
(飛田コメント)
私がこの記事で注目したのは、2015年には警察・検察は現場に落ちていたたばこの吸い殻が田中容疑者のDNAと一致していたのに、これまで逮捕しなかったということ。園田名誉教授がいうように、たばこの吸い殻だけでは射殺事件の証拠として不十分であるから、今まで捜査を続けていたはずで、何かを手にしたから、今回逮捕に踏み切ったのではないかな?などと推測してしまいます。その何かが何なのか、今後明らかになってくると思いますので、注目したいと思います。